ブランディング診断サービス

「ブランディング診断サービス」は、企業やサービスが「どのようにブランディングをおこなうべきなのか」を無料で診断するサービスです。申し込みいただければ、リモートで「問診」をおこない、診断結果を「ブランディング診断レポート」としてお渡しします。

ブランディングの見通しを立てる

ブランディングは、すぐに結果が見えにくい中長期的な投資であり、マーケティングに比べて効果を測定しづらいところが難点とされます。それはブランディングが、企業やサービスを直接ドライブさせるものではなく、成長の足場になる資産のようなものだからです。逆に言うと、事業が成長するフェーズで経営やマーケティングに集中するためには、適切なブランディングが重要になってきます。

ブランディングには明確なセオリーがあるわけではなく、それぞれの企業やサービスの最適解があるだけです。なので、ブランディングの初期段階では、その企業やサービスにどのようなブランディングが必要なのかを見出さなくてはなりません。本サービスでは、よく聞かれる「何をどの程度やるべきなのか?」「いつどこから始めればいいか?」「どれぐらいの予算がかかるのか?」「どうやって発注すればいいのか」といった疑問を解消して、ブランディングに必要な最初の一歩をサポートできればと思っています。

実際に話を聞いてみると、想定する課題自体が間違っていたり、やろうと決めていることが不合理なケースもあります。また、すでに十分ブランディングができていたり、そもそもブランディングをする必要がないと判断することもあります。このように、現状のブランディングの方向性や課題を把握して、中長期的な見通しを立てるために、本サービスをご活用いただければと考えています。

デザイン的な観点と知見による診断

これまでOVERKASTは、デザインの専門的な立場から「BRANDING BY DESIGNING」と称して、多くの企業やサービスのブランディングをサポートしてきました。

わたしたちにとってブランディングとは、ロゴやヴィジョンやステートメントをつくったり、Webサイトなどのメディアやプロダクトのデザインをつくってガイドラインを整えることに限りません。わたしたちの考えるブランディングは、その企業やサービスらしい体系を見出して、ブランドを構成するさまざまな要素を設えることにあります。その核となるコンセプトをつくり、要素間の正しい関係をデザインする。「BRANDING BY DESIGNING」には、こうした方法論が意図として込められています。

「ブランディング診断サービス」は、OVERKASTによるデザイン的な観点と知見から、状況を質的に分析して診断するサービスです。本サービスの提供を決めた理由は、短時間のヒアリングでブランディングの最適解を見通せることが重宝されるとわかってきたからでした。このサービスを通じて、世の中のブランディングに対する不必要な投資をすこしでも軽減できればと思っています。

ブランディング診断レポート

本サービスでは、リモートでの「問診」をおこなった後、下記のような「ブランディング診断レポート」をお渡ししています。レポートの内容は、現状のブランディングをスコアリングしたもの、今後取り組むべきこととそのプロセスをまとめた診断結果、当日の対話をグラフィックレコーディングしたもので構成されています。

サービスご利用の流れ

担当者プロフィール

大林 寛 / Hiroshi Obayashi

株式会社オーバーキャスト(overkast.jp)代表。 Webメディアの運営と出版をおこなうデザイン思想誌「ÉKRITS / エクリ」(ekrits.jp)の編集長。 
東洋美術学校クリエイティブデザイン科 エクスペリエンスデザイン講師。人間中心設計専門家(2013〜2015)。
エクスペリエンスデザインおよび情報設計を専門に、ブランディングに関するコンサルティングをおこない、事業やサービスのクリエイティブディレクションやコンセプト設計から、動線設計やインターフェース設計までを担当する。
著者として『グラフィックデザイン・ブックガイド』『エクリ叢書I』『学習まんが アフォーダンス』など、監修者として上妻世海『制作へ』、『モア・ザン・ヒューマン』、
ピーター・モービル『Intertwingled』を手がける。

坂間 菜未乃 / Namino Sakama

デザインリサーチャー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。認知科学領域で一人称と身体知をテーマに、視覚化や場づくりに関する研究をおこなう。在学時よりBIOTOPEやミミクリデザインにて、デザインリサーチとワークショップや議論の場でのグラフィックレコーディングを実施。
株式会社オーバーキャストに入社後は、プロジェクトにおける情報の視覚化、リサーチ、ディレクションのサポートをおこなっている。

参考リンク

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